RaspbianでSDカードの全容量を利用するには
Raspbianをインストールした直後は、SDカードを全容量利用していないそうです。「raspi-config」(Raspbianの設定画面)で「rootfs」(/パーティション)をSDカードいっぱいまで広げます。
- デスクトップ上にあるLXTerminalアイコンをダブルクリックし、ターミナル(端末)を起動します。
- まず、Raspbianをインストールした直後くらいのSDカードの使用量を調べます。
以下のコマンドを実行します。
pi@raspberrypi ~ $ df -h
「rootfs」(/パーティション)のサイズ(Size)が2.9G使用量(Use%)が86%になっていて、これではソフトをアップデートしたり新たにインストールするとすぐに100%になります。
- Raspbianのインストール直後ではSDカードは全容量利用していない、かつ、「raspi-config」(Raspbianの設定画面)で「rootfs」(/パーティション)を広げられるということですので、これを実行します。
以下のコマンドを実行し、「raspi-config」(Raspbianの設定画面)を起動します。
pi@raspberrypi ~ $ sudo raspi-config
- 「1. Expand Filesystem」が選択されていることを確認後、Enterキーを押します。
- 「Root partition has been resised.The filesystem will be enlarged upon the next boot:」と表示されます。Enterキーを押します。
- 「raspi-config」を終了します。TABキーを2回押し、「Finish」が選択されていることを確認後、Enterキーを押します。
- 「Would you like to reboot now?」と聞かれますので、「Yes」が選択されていることを確認後、Enterキーを押します。
- Raspbianが再起動したら、もう一度SDカードの使用量を調べます。
以下のコマンドを実行します。
pi@raspberrypi ~ $ df -h
「rootfs」(/パーティション)のサイズ(Size)が15G使用量(Use%)が18%になりました。これで安心です。